■内部障害に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。(第24回本試験)
1.慢性閉塞性肺疾患では、透析療法が必要となる場合がある。
2.慢性腎不全では、在宅酸素療法が必要となる場合がある。
3.大腸がんでは、消化管ストーマが必要となる場合がある。
4.ヒト免疫不全ウイルス病では、尿路ストーマが必要となる場合がある。
5.肝硬変では、埋め込み式心臓が必要となる場合がある。

»» 答え


答え 3
1.透析療法が必要となるのは、慢性腎不全などの腎機能障害があるものである。

2.在宅酸素療法が必要となるのは、慢性閉塞性肺疾患などの呼吸機能障害がある者である。

4.尿路ストーマが必要となるのは、膀胱・直腸機能障害がある者である。

5.心臓ペースメーカーが必要となるのは、心不全などの心臓機能障害がある者である。

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■統合失調症の陰性症状に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(第27回本試験)
1.感情の動きが乏しくなる。
2.誰かに支配されているような感覚を抱く。
3.あるはずのない声が聞こえる。
4.危険な状態にあると思い込み、強い不安や敵意を抱く。
5.話の内容が次々に変わり、まとまりがない。

»» 答え


答え 1
1.統合失調症の陰性症状として、感情鈍麻や無関心があることから、何事にも無関心で、感情も乏しくなりやすい

2.誰かに支配されているような感覚を抱くなどの妄想は、陽性症状に分類される。

3.あるはずのない声が聞こえるなどの幻聴は、陽性症状に分類される。

4.危険な状態にあると思い込むような妄想は、陽性症状に分類される。

5.話の内容が次々に変わり、まとまりがないという行動は、陽性症状に分類される。

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■高次脳機能障害の原因疾患として、正しいものを1つ選びなさい。(第27回本試験)

1.ダウン症候群
2.アルツハイマー型認知症
3.自閉症スペクトラム障害
4.統合失調症
5.脳炎

»» 答え


答え 5

高次脳機能障害支援モデル事業で作成された診断基準より
先天性疾患、発達障害は除外されるので、1,3は× 
脳性まひ発達障害うつ病統合失調症アルツハイマー病パーキンソン病などの病気が原因で、高次脳機能障害の症状が見られることもあるが、高次脳機能障害と診断され治療を受けることができるのは、脳卒中や外傷性脳損傷など、症状が進行しない病気が原因の場合に限定されているので、
2,4も×

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■ダウン症候群の原因として、正しいものを1つ選びなさい。(第25回本試験)
1.体内感染
2.染色体異常
3.劣勢遺伝
4.先天性代謝異常
5.核黄疸

»» 答え


答え 2

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■ダウン症候群の症状として、最も頻度の高いものを1つ選びなさい。(第28回本試験)
1.難聴
2.筋緊張の亢進
3.高次脳機能障害
4.片麻痺
5.腎障害

»» 答え


答え 1
2.ダウン症候群では、筋緊張が弱く、乳児期はとても体が柔らかいことが特徴的である。

3.高次脳機能障害は脳の損傷が原因で生じる症状であり、先天性疾患は除外される。

4.片麻痺は脳出血などにより脳細胞が壊死することにより生じる。

5.ダウン症候群では心臓の異常が難聴とともに頻度の高い症状である。腎臓の機能異常に伴う腎障害は頻度が高くない。

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■知的障害者に対する支援方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。(第27回本試験)
1.本人のいないところで、本人のことを決める。
2.子どもに接するようにかかわる。
3.失敗経験をさせないように先回りをする。
4.何かを伝える時には、言葉だけでなく身振りや絵などを使う。
5.社会的マナーに違反したときには、時間がたってから注意する。

»» 答え


答え 4
1.できる限り本人の希望に合わせて支援することは大切である。

2.対等の立場でかかわる必要がある。

3.安全面などでは配慮する必要があるが、失敗から学べることも多い。そのために、失敗しても受け入れられる環境を作る支援が大切である。

5.知的障害者が社会的マナーを違反した場合、時間がたってからではなく、できる限りその直後に、正しいマナーなどの正しい内容を伝える必要がある。

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■知的障害のある人のライフステージに応じた支援に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。(第26回本試験)

1.乳児期には、身体的な成長と精神的な成長のアンバランスに配慮する。
2.幼児期には、将来の就職を考えた自立プログラムを提供する。
3.成人期には、家族の障害受容を支援する。
4.壮年期には、親と死別した後の生活への適応を支援する。
5.老年期には、障害福祉サービスの利用を支援する。

»» 答え


答え 4
1.身体的な成長と精神的な成長のアンバランスに配慮するのは、主に児童期である。

2.将来の就職を考えた自立プログラムを提供するのは青年期である。

3.家族の障害受容を支援するのは、主に乳児期・幼児期である。

5.障害福祉サービスの利用を支援すること自体は、各ライフステージで行われるべきものである。

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■自閉症スペクトラム障害のあるEちゃん(5歳)とのコミュニケーションとして、適切なものを1つ選びなさい。(第26回本試験)

1.「水筒にもっとたくさん水を入れてね。」
2.「Eちゃんがいい子にしていたら、遊園地に連れて行ってあげます。」
3.「手を洗って、ご飯を食べて、歯を磨いてから遊園地に行こうね。」
4.「片づけが終わらないと、遊園地には連れていきませんよ。」
5.「Eちゃんは、これから遊園地に行きます。」

»» 答え


答え 5
1.2.「もっとたくさん」「いい子」といった曖昧な表現は自閉症スペクトラム障害の子どもにとっては理解しにくい。

3.複数の事柄を一度に伝えることは、自閉症スペクトラム障害がある子どもにとっては、理解しにくい。この場合、「手を洗う」「ご飯を食べる」「歯を磨く」「遊園地に行く」を細かく区切って順番に伝えることが大切である。

4.「〇〇しないと、〇〇はしない」というような複数の表現を同時に伝えるだけでなく、二重否定を含んだ表現は自閉症スペクトラム障害がある子どもには理解しにくい。

5.◎簡潔に伝えることが大切である。

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■次の事例を読んで、問題に答えよ。(第25回本試験改)
『事例』
L君(12歳、男性)は、6歳のとき、自閉症スペクトラム障害と診断された。てんかんを合併しており、1か月に一回程度、身体の脱力発作が起こることがある。
現在は、アスペルガー症候群を理由に療育手帳を取得して、特別支援学校(小学部6年)に通学している。靴に強いこだわりがあり、靴が替わっていたり、玄関に置いてある位置がいつもと違ったりすると次の行動ができずに、スクールバスに乗り遅れてしまうことがある。
学校では、興味のあることはよく友達と話をするが、話が終わらないこともあり、悪気はないのに失礼な発言をすることがある。教室の中が騒がしかったり、大きな音がすると耳を手でふさいでしまう。また、運動が大好きで、特に泳ぐことには積極的である。家では決まった場所で食事をして、決まった時間に決まったテレビを見て過ごしている。しかし、そのパターンが崩れると落ち着きがなくなる。

・L君の障害特性に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.言葉の遅れがみられる。
2.計算するのが苦手である。
3.自分のことばかり話す。
4.動き回る。
5.何度言っても忘れ物をする。

»» 答え


答え 3
1.2 自閉症スペクトラム障害の場合、知的発達や言葉の遅れは見られない

3.自閉症スペクトラム障害の場合、こだわりが強く、自分のことばかり話す特徴がある。

4.自閉症スペクトラム障害の場合、動き回るという特徴はみられない。落ち着きがなく、動き回るという特徴はADHDのものである。

5.自閉症スペクトラム障害があったとしても、通常、反復して伝えれば理解できる。

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・L君は自宅からスクールバス乗り場まで介護職の送迎の支援を受けている。L君に対する介護職の対応として最も適切なものを1つ選びなさい。
1.一度に多くのことを指示する。
2.毎日靴を替える。
3.大きな声で話しかける。
4.途中でもL君の話を終わらせる。
5.L君と一緒に予定を確認する。

»» 答え


答え 5
1.「指示する」という対応がまず不適切である。加えて、一度に多くのこと伝えるのは自閉症スペクトラム障害のある子どもには不適切である。

2,3.事例の内容から明らかに不適切である。

4.L君の話を最後まで聴き、スクールバスに乗るように促す必要がある。

5.L君は生活パターンが崩れると落ち着きがなくなることから、L君が十分に理解できるよう、一緒に1日の予定を確認しておくことが大切である。

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・L君が地域のプールに行く場合、障害者総合支援法に基づくサービスで活用できるものとして、正しいものを1つ選びなさい。
1.自立訓練
2.同行援護
3.重度障害者等包括支援
4.行動援護
5.コミュニケーション支援

»» 答え


答え 4
1.自立訓練は、障害者に対し、自立した日常生活や社会生活を営むことができるように、身体機能または生活能力の向上のために必要な訓練を実施するサービスであることから、L君は利用できない。

2.同行援護は視覚障害者を対象にしたサービスであることから、L君は利用できない。

3.重度障害者等包括支援とは、常時介護を要する障害者等であって、その介護の必要の程度が著しく高いものを対象に、居宅介護などの障害福祉サービスを包括的に提供するサービスである。L君が地域のプールに行く場合に利用するサービスとしては適切ではない。

4.行動援護は知的障害または精神障害により行動上著しい困難を有する障害者等であって常時介護を要するものに対し、その者が行動する際に生じ得る危険を回避するために必要な援護、外出時における移動中の介護などを提供するサービスである。

5.コミュニケーション支援は、地域生活支援事業の1つであり、聴覚、言語機能、音声機能、視覚などの障害があるために、意思疎通を図ることが困難なものを対象に、手話通訳や要約筆記などを行うサービスである。

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■Fさん(55歳、男性)は、1年前に筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断された。以前よりも、両上下肢の筋力低下が進み、日常生活にも介助が必要となってきた。現在は、壁を伝いながら、妻の介助でどうにか歩行は可能である。からだを起こすと血圧が低くなり呼吸が苦しくなるため、「何もしたくない」と自宅の中だけで過ごすことが多い。介護職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。(第26回本試験)
1.血圧低下を治療する。
2.妻に病状の進行を説明する。
3.人工呼吸器の装着を促す。
4.安楽な体位を工夫する。
5.運動・体操を指導する。

»» 答え


答え 4
123.主治医の役割である。
5.本文の内容から運動や体操が行えるとは考えにくい。

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■嚥下障害を引き起こす難病として、適切なものを1つ選びなさい。(第28回本試験)
1.潰瘍性大腸炎
2.悪性関節リウマチ
3.筋萎縮性側索硬化症
4.クローン病
5.広範脊柱管狭窄症

»» 答え


答え 3

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■パーキンソン病に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(第27回本試験)
1.40歳代で発症することが最も多い。
2.突進現象が認められる。
3.筋肉の異常が原因である。
4.認知症を合併することはまれである。
5.発症後5年以内に死亡することが多い。

»» 答え


答え 2
1.50~65歳で発症することが多い

3.大脳の下にある中脳の黒質ドパミン神経細胞が減少して起こる。ドパミン神経が減ると体が動きにくくなり、ふるえが起こりやすくなる。ドパミン神経細胞が減少する理由はわかっていない。

4.認知症を合併することも少なくない。

5.薬物療法などにより、嚥下障害による肺炎などの合併症がなければ、直接的な死因になることは少ない。

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■すくみ足の症状が見られる疾患として、正しいものを1つ選びなさい。(第28回本試験)
1.パーキンソン病
2.脊髄小脳変性症
3.デュシェンヌ型筋ジストロフィー症
4.脳性麻痺
5.脊髄損傷

»» 答え


答え 1
1.パーキンソン病の四大徴候の一つに姿勢反射障害前かがみの姿勢、小刻み歩行、突進現象、すくみ足、転倒しやすくなるなど)がある

2.歩行時にふらつく、手がうまく使えない、口や舌がもつれて話しづらいなどの運動失調症状が主症状である。

3.デュシェンヌ型筋ジストロフィー症では乳児期に明らかな症状は見られず、多くは3~5歳で発症する。四肢の運動機能が徐々に低下するため、次第に歩行が困難となる。

4.脳性麻痺は受精から生後4週までの期間に受けた脳の損傷により引き起こされる障害で、乳幼児期の運動発達の異常で発見されることが多い。脳の損傷部位により痙直型、アテトーゼ型などに分類される。

5.脊髄は脳と体をつなぐ中枢神経である。脊髄は一度損傷すると修復、再生されることはない。運動、知覚機能の障害以外に自律神経にも障害が及び、呼吸や血圧調節などにも障害が生じる。

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■以下の疾患や状態のうち、画像で示した装具を使用するものとして、正しいものを1つ選びなさい。(第28回本試験)

1.閉塞性動脈硬化症
2.腓骨神経麻痺
3.変形性膝関節症
4.パーキンソン病
5.下腿切断

»» 答え


答え 2
1.閉塞性動脈硬化症は動脈硬化による四肢の血流障害を示す。血管内カテーテル治療バイパス手術など外科的な治療を行う。

2.画像は短下肢装具で下腿部より足部までの装具で、足関節の動きを制御する。腓骨神経麻痺では下垂足となり、歩行時につまずいて転倒するリスクの軽減のために使用する。

3.変形性膝関節症の補装具は外側楔状足底版、膝装具、弾性包帯固定などがある。

4.パーキンソン病の治療は抗パーキンソン病薬による内服治療が基本となる。

5.義足を作成して装着することが有効である。

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■高次脳機能障害の注意障害に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(第28回本試験)
1.同時に2つ以上のことに気配りできない。
2.突然興奮したり、怒りだしたりする。
3.日常生活を計画して実行できない。
4.物の置き場所を忘れる。
5.1つのことにこだわって他のことができない。

»» 答え


答え 1
~高次脳機能障害の症状~
記憶障害

物の置き場所を忘れたり、新しい出来事を覚えていられなくなったりすること。そのために何度も同じことを繰り返し質問したりする。選択肢の中では4が該当する。
注意障害
ぼんやりしていて、何かをするとミスばかりする。2つのことを同時にしようとすると混乱する。選択肢の中では1が該当する
遂行機能障害
自分で計画を立ててものごとを実行することができない。状況に応じた判断ができない。人に指示してもらわないと何もできない。行き当たりばったりの行動をする。選択肢の中では3が該当する
社会的行動障害
すぐ他人を頼る、子どもっぽくなる(依存・退行)。無制限に食べたり、お金を使ったりする(欲求コントロール低下)。すぐ怒ったり笑ったりする、感情を爆発させる(感情コントロール低下)。相手の立場や気持ちを思いやる子ができず、よい人間関係が作れない(対人技能拙劣)。遂行機能障害がある場合、認知あるいは行動の転換の障害が生じ、従前の行動が再び出現(保続)し、その方法に固着する。など選択肢の中では5が該当する

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■自閉症スペクトラム障害のある人への対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。(第28回本試験)
1.こだわり行動に対しては、介入しない。
2.不適切な行動をとっているときは、強く制止する。
3.予定の変更があるときは、メモや絵を使って、予告する。
4.情報を伝えるときには、一度に多くの情報を提供する。
5.パニックを引き起こす事柄を克服できるような訓練をする。

»» 答え


答え 3
1.こだわり行動が本人や周囲に対して問題となる場合には、時間や場所を限定するなど介入が必要となる。

2.強く制止するのではなく、どうするべきかを具体的に示し、根気よく促していくことが大切である。

3.時間を守ることが苦手でパニックを起こしやすいため、予定の変更があるときは、メモを使って視覚的に指示し、予告することにより見通しを与えることが大切である。

4.一度にたくさんの情報を提供すると指示が伝わらないことがあるので、簡潔明瞭に具体的に指示する。

5.克服する訓練ではなく、パニックが起こりやすい状況を記録して何に困っているのかを理解する必要がある。

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■呼吸機能障害のある人が日常生活で工夫すべきこととして、適切なものを1つ選びなさい。(第28回本試験)

1.かぶり式の上着を着る。
2.湯船は肩までつかる。
3.食事の回数を減らす。
4.洋式便器を使用する。
5.すばやく歩く。

»» 答え


答え 4
1.腕を肩より上にあげる動作は腹部を圧迫して呼吸を苦しくする。上着はかぶり式ではなく、前開き伸縮性のあるゆったりした衣類を着る。

2.入浴時は特に息苦しい。湯船にはみぞおち位の高さまでつかり、肺を圧迫しないようにする。湯温もぬるめに設定する。

3.食事は腹八分にして回数を増やす。満腹状態では息苦しさが増す。

4.ゆっくり息を吐きながら徐々に腹圧をかけていくので、洋式便器のほうがよい。

5.自分のペースでゆっくり歩行する。

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■身体障害の種類とその状態の組み合わせとして、適切なものを1つ選びなさい。(第27回本試験)

1.聴覚障害ー嚥下障害
2.肢体不自由ー構音障害
3.平衡機能障害ー意識障害
4.内部障害ー呼吸器機能障害
5.視覚障害ー半側空間無視

»» 答え


答え 4

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■ノーマライゼーションの理念に通じる制度や事業に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。(第27回本試験)

1.バリアフリー新法の制定
2.救急医療体制の整備
3.国民皆年金の実現
4.大規模な障害者入所施設の整備
5.育児・介護休業法の制定

注)バリアフリー新法とは、「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」のことである。
注)育児・介護休業法とは、「育児休業、介護休業等育児または家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」のことである。

»» 答え


答え 1
ノーマライゼーションとは、「障害者(社会的マイノリティも含む)が一般市民と同様の普通の生活・権利などが保証されるように環境整備を目指すこと」である。
2,3,5は障害者だけに関するものではない
4.障害者入所施設は障害者を障害者として扱う施設である。

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■関節リウマチの人の関節保護の方法として、適切なものを1つ選びなさい。(第27回本試験)

1.コップは片手で持つ。
2.荷物は指先で持つ。
3.ドアの取っ手は丸いものを使う。
4.便器に補高便座をのせる。
5.就寝時には高い枕を使う。

»» 答え


答え 4
関節リウマチでは関節の負担を軽減することが重要である。

1.両手で持ち指関節の負担を減らすことが大切である。

2.腕や肩で持ち指関節の負担を減らすことが大切である。

3.棒状の取っ手を使用することで、指関節の負担を減らせる。

4.膝関節の負担軽減になる。

5.枕は、その者の高さに合わせたものを使用する必要があり、通常、標準的な高さより低めのものを使用することにより、関節リウマチの関節保護を図ることが可能である。

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■上肢リンパ浮腫のある人が日常生活で心がけることとして、適切なものを1つ選びなさい。(第27回本試験)

1.手袋をしないで庭の手入れをする。
2.体重の増加を防ぐ。
3.患側で血圧を測定する。
4.サウナ浴を行う。
5.きつめの肌着を着る。

»» 答え


答え 2
リンパ浮腫の日常生活での注意点

  • 皮膚を傷つけない
  • 体をしめつけない
  • お風呂などで、血流を良くし過ぎない
  • 負担をかけない
  • 体重管理を行う

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■Dさん(30 歳,女性)は,脳性麻痺(cerebral palsy)で下肢の運動機能障害があり,電動車いすを使用している。Dさんは,自己決定・自己責任による生活をしたいと考えて,一人暮らしを始めた。週に一度ピアカウンセリング(peercounseling)のボランティアをして,友人と一緒に趣味の映画鑑賞に出かけることを楽しみにしている。

Dさんに関する次の記述のうち,ICF(International Classification of Functioning,Disability and Health:国際生活機能分類)の「環境因子」に分類されるものとして,適切なものを1 つ選びなさい。(第29回本試験)

1.下肢の運動機能障害があること
2.電動車いすを使用していること
3.ボランティアをしていること
4.仲の良い友人がいること
5.映画鑑賞が趣味であること

»» 答え


答え 4
1.「心身機能」に該当する。

2.ICFの「環境因子」には、(1)生産品と用具、(2)自然環境と人間がもたらした環境変化、(3)支援と関係、(4)態度、(5)サービス・制度・政策がある。「電動車いすを使用している」ということは、「活動」と考えることができるが、もう一つ、「環境因子」の(1)生産品と用具に該当すると考えることもできる。しかし、問題文では適切なものを一つ選べとなっているので、選択肢4の仲の良い友人がいることを「環境因子」とするならば、電動車いすを使用していることは「活動」と回答することを問題作成者は想定していると考えられる。

3.ボランティアをしていることは「活動」である。

4.仲の良い友人がいることは「環境因子」(3)支持と関係に該当する。

5.映画鑑賞が趣味であることは「活動」である。

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■老人性難聴(presbycusis)の特徴として,正しいものを1 つ選びなさい。(第29回本試験)

1.伝音性難聴に分類される。
2.高音域から始まる。
3.語音明瞭度は高くなる。
4.ウイルス感染で生じる。
5.症状は急激に進行する。

»» 答え


答え 2
1.難聴には、主に感音性難聴伝音性難聴があり、耳のどこに障害が発生したかで区別される。伝音性難聴は、外耳と呼ばれる部分、中耳と呼ばれる部分、どちらかが何らかの原因により、悪化すると発生する難聴である。老人性難聴の原因は加齢であるため、伝音性難聴ではない。

2.老人性難聴の特徴として、高音域から聞き取りにくくなることが知られている。

3.語音明瞭度が高くなるわけではない。

4.老人性難聴はウイルス感染で生じるわけではない。

5.老人性難聴の症状は緩やかに進行する。

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■うつ病(depression)で活動性が低下している利用者への介護福祉職の対応として,適切なものを1 つ選びなさい。(第29回本試験)

1.にぎやかな場所に誘う。
2.自殺念慮を打ち明けられても,無関心でいる。
3.訴えに対して,受容的に接する。
4.話が途切れないように,次から次へと話しかける。
5.早く元気になるように,励ます。

»» 答え


答え 3
1.うつ病で活動性が低下している利用者が、にぎやかな場所に誘われても人との交流に苦痛を感じ、自分の居場所として落ち着かない可能性がある。

2.うつ病の特徴には自殺念慮がある。介護福祉職は、自殺念慮を打ち明けられた場合には自殺を企てないように注意深く見守るなど、適切に対応する。

3.訴えに対して、受容的に接することにより、うつ病の人の情緒が安定につながる。

4.話が途切れないように、次から次へと話しかけることは、追い立てられるようで情緒不安定になる可能性がある。

5.早く元気になるように、励まされることは、「頑張らなければいけないが、それができない」と考え自己評価が低くなり、余計にうつ病を重症化させる可能性がある。

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■広汎性発達障害(pervasive developmental disorder)の特性として,適切なものを1 つ選びなさい。(第29回本試験)

1.特定のものに対するこだわりが強い。
2.相手の意図を正確に読み取る。
3.幻覚や妄想が現れる。
4.麻痺性構音障害を生じる。
5.協調して作業することが得意である。

»» 答え


答え 1
参考テキスト「障害の理解」自閉症スペクトラム障害

2.広汎性発達障害の場合、相手の意図を正確に読み取ることは難しい。

3.広汎性発達障害の特性に幻覚や妄想はない。

4.麻痺性構音障害が生じるのは、口腔が麻痺している場合である。

5.広汎性発達障害の場合、相手の気持ちを察しながら強調して作業することは不得意である。

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■筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)にみられる特徴的な障害として,最も適切なものを1 つ選びなさい。(第29回本試験)

1.知的障害
2.呼吸障害
3.眼球運動障害
4.膀胱直腸障害
5.感覚障害

»» 答え


答え 2
1.ALSは、大脳や脊髄などの運動に関わる神経が障害され、様々な症状がみられる。具体的には、筋委縮筋力低下球麻痺(舌萎縮、言語障害、嚥下障害)、深部腱反射亢進、病的反射出現などである。しかし、知的障害はみられない。

2.ALSの末期では呼吸筋の麻痺によって呼吸障害がみられる。

3,4,5.ALSでは、眼球運動障害、膀胱直腸障害、感覚障害、褥瘡はみられない。そのため、この4つの症状は「陰性4徴候」と呼ばれる。

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■障害受容過程の「ショック期」に関する次の記述のうち,適切なものを1 つ選びなさい。(第29回本試験)

1.現実を実感することが難しい。
2.抑うつ反応を示す。
3.自らの努力が必要だと気づく。
4.他人に感情をぶつける。
5.障害を受け止めることができる。

»» 答え


答え 1
参考テキスト「障害の理解」障害受容の過程 

ショック期は一番最初の段階で、現実を実感することが難しく、無感動がみられたり、身体的な危機と心理的な落ち着きが共存していたりする時期といわれる。

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■下図の自助具を使用する疾患として,最も適切なものを1 つ選びなさい。(第29回本試験)

1.パーキンソン病(Parkinson disease)
2.腰髄損傷(lumbar spinal cord injury)
3.関節リウマチ(rheumatoid arthritis)
4.糖尿病(diabetes mellitus)
5.クローン病(Crohn disease)

»» 答え


答え 2
1.一般に、上肢の関節可動域が狭くなって腕が上がりにくいことは少ないので、パーキンソン病の自助具として適しているとはいいにくい。

2.腰髄損傷では、対麻痺(両下肢の麻痺)が起こる。上肢機能は正常に保たれるため、長柄のくしは必要ない。

3.関節リウマチは、手足の関節の炎症と破壊を主な症状とする自己免疫疾患であり、40~50歳代の女性に多く発症する。症状の進行に伴って日常生活に支障をきたし、整容動作が困難になる。図に示されている道具は「長柄のくし」であり、腕が上がりにくい(上肢の可動域が狭くなっている)場合でも整髪が可能となる。

5.クローン病は、腸の全層に非連続性・非特異性の炎症をきたす肉芽腫性炎症性疾患である。その症状は、発熱、慢性の下痢などである。通常長柄のくしは必要ない。

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■ホーエン・ヤール重症度分類でステージ3 にあるパーキンソン病(Parkinsondisease)の人の日常生活の留意点として,最も適切なものを1 つ選びなさい。(第29回本試験)

1.履物はサンダルを使用する。
2.誤嚥に気をつける。
3.安静にして過ごす。
4.薬を飲み忘れた場合は,次に2 回分服用する。
5.食物繊維の多い食べ物は避ける。

»» 答え


答え 2
ホーエン・ヤールの重症度分類の知識は不要。パーキンソン病の知識だけで解答すればよい。
参考テキスト「障害の理解」パーキンソン病

1.履物にサンダルを使用することは、歩行などの動作時に転倒のリスクがあるため避けなければならない。

2.安静にして過ごすのではなく、パーキンソン病では、生活リズムを崩さず規則正しい生活を送ることが重要である

4.一般常識的な感覚で切ってよい選択肢

5.パーキンソン病では、自律神経症状として便秘がみられる。そのため、食物繊維の多い食べ物を摂取すると便秘の改善につながる。

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■リハビリテーションに関わる医療職の役割として,適切なものを1 つ選びなさい。(第29回本試験)

1.作業療法士は,日常生活動作訓練を行う。
2.義肢装具士は,立位訓練を行う。
3.理学療法士は,短下肢装具の製作を行う。
4.臨床検査技師は,失語症(aphasia)の評価を行う。
5.言語聴覚士は,心理的な問題について面接を行う。

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答え 1
2.立位訓練を行うのは、理学療法士の役割である。

3.短下肢装具の製作を行うのは、義肢装具士の役割である。

4.失語症の評価を行うのは、言語聴覚士である。

5.心理的な問題について面接を行うのは、臨床心理士の役割である。

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■Eさん(31 歳,女性)は,Fちゃん(5歳)と二人暮らしである。自宅で仕事をしながら,重症心身障害のあるFちゃんを介護している。Fちゃんの食事は刻み食で,介助が必要である。昼も夜も2 ~3時間おきに痰の吸引を行わなければならない。Eさんの平均睡眠時間は4 時間である。Eさんは,「眠れなくて疲れが取れない」と訴えている。

Eさんへの介護福祉職の助言として,最も適切なものを1 つ選びなさい。(第29回本試験)

1.痰の吸引の技術を高めるために講習を受ける。
2.障害基礎年金を申請する。
3.介護に専念するために仕事を辞める。
4.刻み食をやめて流動食にする。
5.レスパイトケア(respite care)を利用する。

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答え 5
1.痰の吸引の技術を高めても数時間おきに痰の吸引を行う状況は変わらない。

2.障害基礎年金の申請は満20歳を過ぎなければならない。Fちゃんは5歳であるため申請はできない。

3.Eさんの介護の疲れが主訴であり、仕事を辞めても根本的な解決にはならない。

4.刻み食をやめて流動食にしても、主訴の解決には至らない。

5.介護者が休息をとるためのレスバイトケアを利用することは適切である。

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■ICF (International Classification of Functioning. Disability and Health :国際生活機能分類)の社会モデルに関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。(第30回本試験)

1.障害は、個人の問題である。
2.障害は、病気・外傷などから直接的に生じる。
3.障害は、専門職による個別的な治療で解決する。
4.障害は、環境によって作り出されるものである。
5.障害への対処では、個人のよりよい適応と行動変容が目標とされる。

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答え 4

障害に対する見方として医学モデル社会モデルがある。医学モデルは、障害を個人の問題としてとらえ、ICIDHにあるように病気や外傷等の健康状態から生じると考え、専門家による治療で回復させることを目標としてきた。一方、社会モデルは、障害は主として社会(環境)によってつくられた人権問題や政治的な問題とみなし、障害のある人の社会への完全参加と環境の変更を目標としてきた。
医学モデルと社会モデルは対照的で、従来対立するモデルとして考えられていたが、ICFでは二つのモデルを統合したアプローチを提案している。

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■障害福祉計画において、ノーマライゼーション(normalization) の理念に沿って設定されている成果目標として、最も適切なものを1つ選びなさい。(第30回本試験)

1.利用する交通機関の整備
2.ADL (Activities of Daily Living)(日常生活動作)の自立
3.身体機能の回復による社会復帰
4.疾病や障害の管理
5.福祉施設の入所者の地域生活への移行

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答え 5
ノーマライゼーションとは、障害者も、健常者と同様の生活が出来る様に支援するべき、という考え方である。2018(平成30)年度から2020(平成32)年度までの第5期障害福祉計画期間では、成果目標として、福祉施設の入所者の地域生活への移行、精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築(項目の見直し)、地域生活支援拠点等の整備、福祉施設から一般就労への移行等、障害児支援の提供体制の整備等が設定されている。

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■「ソーシャルインクルージョン(social inclusion)」を説明する内容として、最も適切なものを1つ選びなさい。(第30回本試験)

1.本人の利益のために、本人に代わって意思決定をすること
2.全人間的復権のこと
3.共に生き、支え合うこと
4.障害者の「強さ」に着目して支援すること
5.権利擁護や代弁をする活動のこと

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答え 3
ソーシャル・インクルージョン(社会的包摂)とは
「すべての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、健康で文化的な生活の実現につなげるよう、社会の構成員として包み支え合う」という理念

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■高次脳機能障害(higher brain dysfunction) の主な症状の1つである社会的行動障害に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。(第30回本試験)

1.自分で計画を立てて物事を実行することができない。
2.2つのことを同時にしようとして混乱する。
3.新しいことを覚えられなくて何度も人に聞く。
4.ちょっとしたことで感情を爆発させる。
5.人に指示をしてもらわないと動けない。

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答え 4
参考テキスト「障害の理解」高次脳機能障害

1.遂行機能障害である。

2.注意障害である。

3.記憶障害である。

5.遂行機能障害である。

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■自閉症(autism) の特性に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。(第30回本試験)

1.対人関係の形成に障害がある。
2.読む、書く、計算することが苦手である。
3.知的機能の発達に遅れがみられる。
4.集中力がない。
5.思考の流れに関連性や統一性がない。

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答え 1
参考テキスト「障害の理解」自閉症スペクトラム障害

2.読む、書く、計算することが苦手なのは学習障害(LD)である。

3.自閉症では知的機能の発達に遅れがみられるとは限らない。ただし、自閉症スペクトラム障害と知的障害が併存する場合もある。

4.自閉症では、興味・関心のある事柄に対して常同的または反復的な行動を伴うことが多く、きわめて限定され執着する強い集中力をみせることがある。

5.自閉症の人は、ある一定の行動をとる傾向があり、毎日同じ場所で、同じ時間に同じ行動をすることがある。

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■G君(12歳、男性)は現在、小学校に通学している。小さい頃から、集中力が乏しい、じっとしていられない、順番が待てないなどの症状が指摘されていた。また、 このような行動に対して友人や周囲の大人から注意を受けることが多く、自信が持てないでいた。心配した母親は、紹介を受けて発達障害者支援センターに相談することにした。
G君に対する支援方法の助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。(第30回本試験)

1.一度に多くの指示を伝える。
2.他者との交流を回避する。
3.集中できる環境をつくる。
4.比喩を用いた会話を促す。
5.視覚に強い刺激を与える。

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答え 3
1.一度に多くの指示を伝えることは、G君の混乱をまねき、行動に移しにくい。指示は、 具体的に短く伝えるほうが理解しやすい。

2.G君の行動の特徴からADHD(注意欠如・多動性障害)である可能性が高く、ADHDの人は、衝動性があるため、不適切な発言や行動を起こしてしまうものの、社会性は保持されている。したがって、他者との交流を回避することは望ましくない。

3.音や声に敏感に反応し、刺激にすぐ興味が移るなど気が散りやすいため、目的や課題に集中できる環境をつくることが望ましい。

4.比喩を用いた会話はADHDの人にとって理解しにくく、気も散りやすくなる。より具体的な会話のほうがわかりやすい。

5.視覚的刺激で落ち着かなくなる場合もあるため、刺激を軽減するほうが望ましい。

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■言語機能障害を来す難病として、最も可能性の高いものを1つ選びなさい。(第30回本試験)

1.潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis)
2.悪性関節リウマチ(malignant rheumatoid arthritis)
3.後縦靭帯骨化症(ossification of posterior longitudinal ligament)
4.クローン病(Crohn disease)
5.脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration)

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■適応機制の1つである「退行」に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(第30回本試験)

1.認めたくない欲求を心の中に抑え込もうとする。
2.欲求を価値の高い行為に置き換える。
3.適当な理由をつけて、自分を正当化しようとする。
4.発達の未熟な段階に後戻りして、自分を守ろうとする。
5.苦しくつらい現実から逃げることで、一時的に心の安定を求める。

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答え 4
参考テキスト「こころとからだのしくみ」適応機制

1.抑圧である。
2.昇華である。
3.合理化である。
5.逃避である。

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■相談支援専門員の業務として、適切なものを1つ選びなさい。(第30回本試験)

1.障害支援区分の審査判定を行う。
2.就労に必要な能力を高める訓練を行う。
3.サービス等利用計画を作成する。
4.個別支援計画を作成する。
5.外出時の移動介護を行う。

»» 答え


答え 3
1.障害支援区分の審査判定は、市町村審査会が行う。

2.就労に必要な能力を高める訓練は、就労移行支援で提供される。

3,4.参考テキスト「社会の理解」サービス等利用計画

5.外出時の移動介護は、介護福祉士など介護職が行う。

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■Hさん(女性)は、長男J君(3歳)が通園中の保育所の保育士から、「J君は言語などの発達に遅れがあるようだ」 と伝えられた。子どもの将来に不安を感じたHさんは、知り合いの介護福祉職に相談した。
介護福祉職がHさんに対して行うアドバイスとして、最も適切なものを1つ選びなさい。(第30回本試験)

1.子どもの発達の状態を見守る。
2.児童発達支援センターに相談する。
3.児童相談所の判定を受ける。
4.障害児保育の申請を行う。
5.居宅介護事業所を紹介する。

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答え 2
1.見守るだけでは、現在Hさんが抱える子どもの将来の不安を解決できない。

2.児童発達支援センターとは、身近な地域の通所利用障害児への療育やその家族に対する支援を行うとともに、その専門機能を活かし、地域の障害児やその家族の相談支援、 障害児を預かる施設への援助・助言を行う地域の児童発達の中核的な支援施設である。

3.児童相談所の判定とは、相談のあった事例の総合的理解を図るため、診断をもとに、各診断担当者等の協議により行う総合診断である。今回は、言語の発達に関する相談段階であるため、適切ではない。

4.障害児保育とは、認可保育所等で実施される保育の必要な心身に障害のある子どもの保育のことである。この事例では、通園中の保育所の保育士から情報提供があっただけで、障害があると診断されたわけではないため、適切ではない。

5.介護や家事支援が課題ではないため、適切ではない。

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