■共感的態度に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。(第28回本試験)

1.利用者に対して審判的態度で関わる。
2.利用者の感情をその人の立場になって理解して関わる。
3.利用者と自分の感情を区別せず、同調して関わる。
4.利用者の感情に共鳴して、同情的に関わる。
5.利用者が示す否定的な感情を避けて関わる。

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答え 2

1.利用者を審判するような態度は共感的とは言えない
3.客観的な見方ができなくなってしまう
4.同情的な態度は憐みを向けることであり、その人の立場に立って理解する共感とは異なる。
5.避けずに受容して関わることが大切である

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■Bさんは、パーキンソン病で、要介護3である。車いすを使用しているが、自分では移動できない。声が小さく、聞き取りにくい。難聴はない。食堂にいたBさんが、10mほど離れた窓の方向を指して何か言ったが、少し離れた場所にいた介護職員には聞こえなかった。そのときの介護職員の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。(第28回本試験)

1.Bさんのそばに行き、何も言わずにBさんの口元に耳を近づける。
2.Bさんのそばに行き、もう一度話すように依頼する。
3.その場所からBさんに、大きな声で話すように促す。
4.その場所からBさんに、聞こえないと伝える。
5.Bさんを窓のところに案内する。

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答え 2
1.無言で他人の顔が口元に近づいてきたらどうでしょうか
3.Bさんは声が小さいと書いてあるのに論外です。
4.Bさんの話を聞く気はないのでしょうか
5.窓のところに行きたいのかどうか聞いてみないとわかりません。

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■ラポールの形成の初期段階の関りとして、最も適切なものを1つ選びなさい。(第27回本試験)

1.利用者の感情に関心を持つ。
2.利用者の家庭環境を詳しく聞く。
3.介護福祉職が詳しく自己紹介する。
4.黙って聞くことに徹する。
5.「なぜ」で始まる質問を繰り返す。

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答え 1

ラポール形成の初期段階は“援助者と利用者との間に信頼関係を築くこと”である。

2.信頼関係が構築された後でならば問題ないが、いきなり家庭環境を詳細に聞かれると、不信感、不安感を抱く恐れがある

3.ラポール形成の初期段階で、援助者の自己紹介や役割を伝えることは大切であるが、いきなり詳しく自己紹介する必要はない。簡単な自己紹介にとどめておく。それよりもまず選択肢1が大切である。

4.受容、共感してもらえているかわからない。適宜うなずきや相槌が必要である
5.受容的、共感的態度ではない。

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■自己覚知のために、最も重視するものを一つ選びなさい。(第26回本試験)

1.自分の感情の動きとその背景を洞察する。
2.自分の将来の目標を設定する。
3.自分中心ではなく、他者中心に考える。
4.自分を肯定的にとらえる。
5.自分の価値観に基づいて行動する。

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答え 1
自己覚知と自分の価値観や感情を客観的に理解することであるから3,4,5は適切ではない。2は自己覚知のために重要視されるものではない。

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■Bさん(85歳、女性)は、認知症である。ショートステイを一週間利用することになった。1日目の夕方、介護職が忙しい時間帯に、Bさんは何回も、「私はここにいていいの」と繰り返し尋ねた。介護職の最初の言葉かけとして、最も適切なものを1つ選びなさい。(第26回本試験)

1.「どこに行きたいのですか」
2.「後からゆっくり聞きますね」
3.「同じことを何度も聞かないでください。」
4.「ここにいてくださっていいですよ」
5.「ここにじっとしていてください」

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答え 4
Bさんは利用初日でサービスに慣れておらず、不安な様子である。不安軽減のためにもっとも適切な言葉は4

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■介護職と利用者のコミュニケーションを促す場面づくりに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1.利用者との関係性を作る座り方として、直角法より対面法の方が有効である。
2.対面法で座る場合、視線を向けることのできる花瓶などを机の上に置くとよい。
3.利用者に近づけば近づくほど、親密な雰囲気になって利用者は話しやすくなる。
4.利用者が座っているときも、介護職は立ったままで話しかけてよい。
5.介護職が腕や足を組んだ姿勢をとると、利用者はより話しやすくなる。

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答え 2
1.直角法の方が有効である
3.息がかかるくらい近づかれては気持ち悪いではないか!
4.介護職員は利用者の目線の高さに合わせるのがよい
5.何この偉そうな人・・ と感じませんか。場面を想像してみてください。

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■Bさんの父親は認知症があり、同じ話を繰り返す。Bさんが、「同じ話を聞いて疲れる。疲れるのは父親のせいだ。つらいです」と介護職員話した。このときの介護職の、感情の反射を用いた返答として、適切なものを1つ選びなさい。(第25回本試験)

1.「どんなふうにつらいですか」
2.「つらい気持ちなのですね」
3.「うまくいってないですね」
4.「つらい気持ちは怒りみたいなものですね」
5.「あなたが話していることは、お父さんに対するつらさですね」

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答え 2

感情の反射
言葉のなかに含まれている相手の気持ちを受け止め、その気持ちを相手に言葉で伝え返すこと。

気持ちを伝え返しているのは2のみである。

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■対人援助関係におけるコミュニケーションの基本に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。(第24回本試験)

1.一方的な意思表示ではない。
2.その人の生き方や経験は反映されない
3.感情の伝達は含まない。
4.情報の伝達を目的としない。
5.人間関係の形成とは関連しない。

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答え 1
1 コミュニケーションは双方向の意思伝達である

2~5 生き方や経験、感情や情報の伝達、人間関係の形成はすべてコミュニケーションに関係する

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■Bさん(75歳、男性)は施設に入所後3日たったが、表情が硬く、まだ誰とも話をしていない様子である。Bさんに対しての介護職の初期のかかわり方として、適切でないものを一つ選びなさい。

1.何に興味を持っているかを把握するため表情や行動を観察する。
2.さりげない会話をして関係の構築を図る。
3.どの場面で、どの場所に座るかなどを観察する。
4.肩に手を回すなど身体への接触を中心にする。
5.言葉だけでなく笑顔やうなずきを交える。

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答え 4
まだよく知らず、信用度も低い人間から肩に手を回されたりされてどう感じるであろうか。

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■利用者との関係を構築するためのコミュニケーションの基本として、最も適切なものを1つ選びなさい。(第30回本試験)

1.聞き手に徹する。
2.声の高低や抑揚を一定に保つ。
3.身振りや手振りは最小限にする。
4.介護福祉職の主観を基準にする。
5.利用者の生活史を尊重する。

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答え 5
1.コミュニケーションの基本は双方向の意思伝達である。聞き手に徹する場面でも、ただ聞くのではなく、傾聴することが大切である。傾聴とは、相手の話に耳を傾け、表情や態度を良く観察し、親身になって話を聴くと言う事であり、傾聴で大切なのは、共感・受容・支持である。

2.抑揚を一定に保つよりも、相手の気持ちに沿えるよう、適切に感情表出することが必要である。

3.身振りや手振りは、介護福祉職が意図を正確に伝達したりするうえで必要となる。

4.介護福祉職の主観を基準にしてしまうと、先入観や思い込みが生じてしまい、利用者が有する真のニーズがみえなくなる。

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■0さん(87歳、女性)は、介護老人保健施設に入所している。
最近、Cさんがレクリエーション活動を休むことが多くなったので、担当のD介護福祉職はCさんに話を聞いた。Cさんは、「参加したい気持ちはあるので、次回は参加します」と言いながらも、浮かない表情をしていた。D介護福祉職は、「自分の気持ちを我慢しなくてもいいですよ」 とCさんに言った。
この時のD介護福祉職の言葉かけに該当するバイステック(Biestek, F.)の7原則の内容として、最も適切なものを1つ選びなさい。(第30回本試験)

1.秘密保持
2.自己決定
3.非審判的態度
4.意図的な感情表出
5.個別化