■マズローの欲求階層説に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(第24回本試験)

1.承認欲求は生理的欲求である。
2.最下層にあるものは自己実現の欲求である。
3.欲求を5段階に分類している。
4.所属・愛情の欲求は最上層の欲求である。
5.安全欲求は欠乏欲求である。

 

■マズローの欲求階層説における最上層の欲求を表現する発言として、適切なものを1つ選びなさい。(第28回本試験)

1.「おなかがすいたので食事をしたい」
2.「会社で上司から認められたい」
3.「心の中を打ち明けられる親友が欲しい」
4.「平和な社会をつくりたい」
5.「家族の待つ家に帰りたい」

»» 答え


答え 4
1.生理的欲求である
2.承認欲求である
3.所属・愛情の欲求である
4.自己実現の欲求で最上層の欲求に属する
5.安全欲求である

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■介護老人保健施設に入所しているGさん(78歳、女性)は上品で化粧も上手で、入所している人から関心を持たれていた。訓練の際にも入所者から励まされ、どうにか伝い歩きができるようになっていた。そこへ車いすのHさん(75歳、女性)が新しく入所してきた。Hさんは裕福な家庭で、家族の来訪の際には入所者へプレゼントもあり、入所者の関心はHさんに移ってしまった。するとGさんは伝い歩きをしなくなり、失禁までするようになった。
Gさんの適応機制(防衛機制)として、最も適切なものを1つ選びなさい。(第24回本試験)

1.逃避
2.同一化(同一視)
3.退行
4.昇華
5.抑圧

»» 答え


答え 3
幼児期などの以前の発達段階に戻り、未熟な段階で適応を図ろうとするのが退行で、Gさんの行動に該当する

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■適応機制の1つである昇華に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(第27回本試験)

1.認めたくない欲求を心の中に抑え込んでしまおうとする。
2.名声や権威に自分を近づけることで、自分の価値を高めようとする
3.自分に都合のよい理由をつけて、自分を正当化しようとする。
4.発達の未熟な段階に後戻りして、自分を正当化しようとする。
5.直ちに実現できない欲求を、価値ある行為に置換しようとする。

»» 答え


答え  5
1.抑圧に該当する。
2.同一化に該当する。
3.合理化に該当する。
4.退行に該当する。

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■生理的欲求に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(第26回本試験)

1.経験や学習から獲得される欲求のことである。
2.ホメオスタシスの働きによって制御される。
3.他者からの承認などの欲求である。
4.マズローの欲求階層説では上位に位置する。
5.社会的・情緒的満足との関係が深い。

»» 答え


答え 2
1.経験や学習から獲得される欲求は、社会的欲求(二次的欲求)である。生理的欲求は、基本的欲求(一次的欲求)である。

2.ホメオスタシスは、生体内部の生理的均衡状態のことをいい、その働きによって、生理的欲求が制御される。

3.承認欲求である。

4.生理的欲求最下位である。

5.のどが渇いた等、生理的欲求は、社会的・情緒的満足に関係なく生じる。

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■関節の運動と筋の収縮に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(第25回本試験)

1.膝関節の伸展は、大腿二頭筋の収縮によって起こる。
2.股関節の伸展は、大腿四頭筋の収縮によって起こる。
3.足関節の背屈は、下腿三頭筋の収縮によって起こる。
4.手関節の背屈は、上腕二頭筋の収縮によって起こる。
5.肘関節の伸展は、上腕三頭筋の収縮によって起こる。

»» 答え


答え 5
参考テキスト「こころとからのしくみ」拮抗筋
1.膝関節の伸展の場合、大腿二頭筋は弛緩する

2.股関節の伸展に大腿四頭筋は関係ない

3.足関節の背屈の場合、下腿三頭筋は弛緩する。

4.手関節の背屈と上腕二頭筋は関係ない

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■関節運動とその主動作筋の組み合わせとして、正しいものを1つ選びなさい。(第27回本試験)

1.肩関節外転ー上腕二頭筋
2.手関節屈曲ー上腕三頭筋
3.股関節屈曲ー腸腰筋
4.股関節伸展ー腹直筋
5.足関節伸展ー下腿三頭筋

»» 答え


答え 3
主動作筋はその動作で収縮する筋である

1.肩関節外転の主動作筋は、三角筋や棘上筋である

2.手関節屈曲の主動作筋は、橈側手根屈筋尺側手根屈筋である

3.股関節屈曲の主動作筋は、腸腰筋(大腰筋、腸骨筋)である

4.股関節伸展の主動作筋は、大臀筋ハムストリングス(半腱様筋など)である。

5.足関節伸展(背屈)の主動作筋は、前脛骨筋である。

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■小腸の一部として、正しいものを1つ選びなさい。(第28回本試験)

1.盲腸
2.空腸
3.S状結腸
4.上行結腸
5.直腸

»» 答え


答え 2

1345は大腸の一部である。

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■ランゲルハンス島を有する臓器として、正しいものを1つ選びなさい。(第26回本試験)

1.心臓
2.肝臓
3.腎臓
4.脾臓
5.膵臓

»» 答え


答え 5

ランゲルハンス島はインスリングルカゴンを分泌する

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■睡眠を促進するホルモンとして、正しいものを1つ選びなさい。(第28回本試験)

1.バソプレッシン
2.エストロゲン
3.メラトニン
4.インスリン
5.コルチゾール

»» 答え


答え 4
メラトニン体内時計を調節する働きがあり睡眠と覚醒を切り替える。脳内の松果体で生産、分泌される。

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■動脈血が流れている部位として、正しいものを1つ選びなさい。(第25回本試験)

1.右心室
2.右心房
3.三尖弁
4.肺動脈
5.左心房

»» 答え


答え 5
1~4は静脈血が流れている。
参考テキスト「こころとからのしくみ」循環器

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■血液中において酸素の運搬を行っている成分として、正しいものを1つ選びなさい。(第24回本試験)

1.血しょう
2.血小板
3.赤血球
4.白血球
5.リンパ球

»» 答え


答え 3
1.血液=血球+血しょうで血しょうには、細胞の浸透圧などを一定に保つ機能がある。

2.血小板には、止血作用がある。

4.白血球には、細菌などを消化分解する機能がある。

5.リンパ球にはB細胞やT細胞などがあり、主に免疫機能を担っている。

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■1g当たりのエネルギー発生量が最も多い栄養素として、正しいものを1つ選びなさい。(第28回本試験)

1.たんぱく質
2.糖質
3.脂質
4.ビタミン
5.無機質

»» 答え


答え 3
4,5 ビタミン、無機質はエネルギーの源にはならない。

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■ビタミンDが多く含まれる食品として、正しいものを1つ選びなさい。(第25回本試験)

1.干しシイタケ
2.にんじん
3.りんご
4.牛肉
5.ひじき

»» 答え


答え 1
このほかビタミンDが多く含まれる食品には、きくらげ、いくら、あんこうのきもなどがある。

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■栄養素に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(第26回本試験)

1.糖質は、細胞質の主成分となる。
2.脂質は、ホルモンの原料となる。
3.カリウムは血圧を上げる。
4.ビタミンAは水溶性である。
5.ビタミンEは腸管からカルシウムの吸収を促進する。

»» 答え


答え 2
1.細胞質の主成分はたんぱく質であり、糖質は主に体を動かすためのエネルギー源になる。

2.脂質はホルモン、細胞膜、血液等の原料となる

3.カリウムは、血圧の上昇を抑制する効果がある。

4.ビタミンAは脂溶性で、視覚の正常化を促進する。

5.カルシウムの吸収を促進するのは、ビタミンDである。

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■誤嚥を防止している部位として、正しいものを1つ選びなさい。(第27回本試験)

1.甲状軟骨
2.口蓋垂
3.喉頭蓋
4.口蓋扁桃
5.食道

»» 答え


答え 3
喉頭蓋は、嚥下する瞬間に気管に蓋をするような機能があり、誤嚥を防止している。

»» 閉じる

 

■摂食・嚥下に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(第24回本試験)

1.先行期は認知機能の影響を受ける。
2.準備期では食塊を咽頭に送り込む。
3.口腔期の食塊の移送は口唇で行う。
4.咽頭期は鼻腔が開放して始まる。
5.食道期は随意的な運動で行われる。

»» 答え


答え 1
参考テキスト「こころとからのしくみ」食べるしくみ

2.食塊を咽頭に送り込むのは口腔期である。

3.口唇ではなくで行われる。

4.咽頭期においては、軟口蓋が鼻腔を閉鎖する。

5.咽頭期から食道期にかけては、不随意的な運動で行われる。

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■老化に伴う口腔・嚥下機能の変化として、正しいものを1つ選びなさい。(第24回本試験)

1.唾液分泌量が増加する。
2.味蕾の数は変わらない。
3.嚥下反射が亢進する。
4.咀嚼力は変わらない。
5.舌の動きが低下する。

»» 答え


答え 5
1.唾液分泌量は減少する。

2.味蕾の数は減少する。

3.嚥下反射は低下する。※亢進:高い度合に(まで)進むこと。

4.咀嚼力は低下する。

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■食事のたんぱく質制限が必要な疾患として、正しいものを1つ選びなさい。(第27回本試験)

1.胃潰瘍
2.尿毒症
3.痛風
4.脂質異常症
5.狭心症

»» 答え


答え 2
尿毒症とは、腎臓の働きが極度に低下して起こる全身の変化をいい、急性あるいは慢性の腎臓障害が進行した状態である。

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■脱水症状に伴う症状として、最も適切なものを1つ選びなさい。(第28回本試験)

1.浮腫
2.活動性の低下
3.低体温
4.多尿
5.皮膚の湿潤

»» 答え


答え 2
1.浮腫は水分が体内で貯留している状態であるので、誤りである。

2.脱水に伴い、ぐったりして意識障害があり、活動性の低下がみられる症状がある。

3.体の中心部の温度が35℃以下の場合をいう。「寒い環境」では体の中心部でさえも35℃以下まで低下してしまうことがあり、これを「低体温」の状態という。

4.脱水で尿量は減少する。

5.脱水で皮膚は乾燥する。

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■低栄養状態を判断するための指標として、適切でないものを1つ選びなさい。(第24回本試験)

1.食事摂取量
2.体格指数(BMI)
3.体重減少率
4.血清アルブミン値
5.血圧

»» 答え


答え 5

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■入浴による静水圧の直接的な作用として、最も適切なものを1つ選びなさい。(第27回本試験)

1.毛細血管の拡張
2.関節への負担の軽減
3.下肢のむくみの軽減
4.体重による負担の軽減
5.老廃物の排泄の促進

»» 答え


答え 3
1,5は温熱作用によるものである。
2,4は浮力作用によるものである。

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■唾液に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(第26回本試験)

1.1日に3ℓほど分泌される。
2.小唾液腺には、耳下腺、舌下腺および顎下腺がある。
3.唾液に含まれる水分は、50%程度である。
4.唾液には、消化酵素が含まれる。
5.唾液分泌中枢は、小脳にある。

»» 答え


答え 4
1.一日1~1.5ℓとされている

2.小唾液腺ではなく大唾液腺である。

3.唾液は99%以上が水分である。

4.唾液にはアミラーゼやマルターゼなどの消化酵素が含まれる。

5.小脳ではなく脳幹(延髄)にある。

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■皮膚に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(第26回本試験)

1.表面は無菌である。
2.ビタミンBの生産にかかわる。
3.表面は弱酸性である。
4.表皮に汗腺がある。
5.エクリン腺は、体臭の原因となる。

»» 答え


答え 3
1.表皮ブドウ球菌などの常在細菌が存在する。

2.ビタミンBではなくビタミンDの生産にかかわる。ビタミンDは体内において生合成も行われ、日光の紫外線が皮膚に照射されるとビタミンD合成が誘発される。

4.汗腺は真皮にある。

5.体臭の原因となるのはアポクリン腺である。

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■38~41℃の湯温での入浴が身体に与える影響として、適切なものを1つ選びなさい。(第28回本試験)

1.血圧の上昇
2.心拍数の増加
3.膀胱の弛緩
4.消化機能の亢進
5.筋緊張の亢進

»» 答え


答え 4
3.中温浴では、新陳代謝が促進され、老廃物の排出も促進される。膀胱の動きも活発になり、収縮されて排尿も亢進される

4.交感神経よりも副交感神経が優位の状態となり、消化機能(腸のはたらき)が亢進する

5.温熱刺激により筋肉が弛緩し、疲労回復の効果がある。

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■尿意を感じて我慢できずに失禁してしまう排尿障害として、正しいものを1つ選びなさい。(第28回本試験)

1.切迫性尿失禁
2.腹圧性尿失禁
3.溢流性尿失禁
4.反射性尿失禁
5.完全尿失禁

»» 答え


答え 1
2.腹圧性尿失禁はくしゃみなどで腹部に圧力がかかった場合に起きる。中高年女性や妊婦などに多くみられる。

3.溢流性尿失禁は男性に多く、前立腺肥大のために尿道が圧迫され尿が少しずつ漏れる。神経因性膀胱が原因の場合もある。

4.反射性尿失禁は脊髄損傷などで本人の医師と無関係で反射的に尿がでる。

5.完全尿失禁は重度の腹圧性尿失禁で絶えず尿が漏れ続ける状態である。

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■認知症の人によくみられる排尿障害として、正しいものを1つ選びなさい。(第26回本試験)

1.溢流性尿失禁
2.腹圧性尿失禁
3.心因性頻尿
4.切迫性尿失禁
5.機能性尿失禁

»» 答え


答え 5
1.溢流性尿失禁は、前立腺肥大によるものと、神経因性膀胱によるものがあるが、どちらも認知症の人によくみられる排尿障害ではない。

2.腹圧性尿失禁は高齢女性や妊婦などによくみられるものであり、認知症の人によくみられる排尿障害ではない。

3.心因性頻尿はストレスや不安などが原因で頻尿を生じるものであって、認知症の人によくみられる排尿障害ではない。

4.切迫性尿失禁は、意図的に尿意を制止することができない特徴があり、高齢者や脳血管障害のある者に多くみられるものである。認知症の人によくみられる排尿障害ではない。

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■「急に強い尿意を感じて我慢できなくなる」という症状の原因として、正しいものを1つ選びなさい。(第25回本試験)

1.尿を出す機能の障害
2.尿をためる機能の障害
3.腹部の筋収縮の低下
4.下肢の筋力の低下
5.腎臓の機能の障害

»» 答え


答え 2
尿をためる機能の障害には、過活動膀胱(尿意切迫感、夜間頻尿、切迫性尿失禁など)があり、急に強い尿意を感じて我慢できなくなるという特徴がある。

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■多尿の原因として、正しいものを1つ選びなさい。(第27回本試験)

1.脱水
2.副交感神経優位
3.前立腺肥大症
4.ビタミンCの過剰摂取
5.糖尿病

»» 答え


答え 5
1.脱水の場合、尿量は減少する。

2.副交感神経優位の場合、頻尿がみられやすい

3.前立腺肥大症の場合、排尿困難や頻尿がみられやすい

4.ビタミンCの過剰摂取の場合、頻尿がみられやすい。

5.多尿の原因となる疾患には、糖尿病下垂体性尿崩症などがある。

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■弛緩性便秘の原因として、正しいものを1つ選びなさい。(第27回本試験)

1.大腸の蠕動運動の低下
2.過敏性腸症候群
3.自立神経の失調
4.排便反射の低下
5.大腸がん

»» 答え


答え 1
2.過敏性腸症候群は、痙攣性便秘の原因である。

3.自立神経の失調は、痙攣性便秘の原因である。

4.排便反射の低下は、直腸性便秘の原因である。

5.大腸がんは、器質性便秘の原因である。

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■便秘の原因となるものとして、正しいものを1つ選びなさい。(第25回本試験)

1.スポーツドリンク
2.経管栄養剤
3.レモンジュース
4.麻薬性鎮痛剤
5.インスリン製剤

»» 答え


答え 4
モルヒネなどの麻薬性鎮痛剤の副作用には便秘がある。

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■睡眠に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(第24回本試験)

1.睡眠時間は長ければ長いほど健康的である。
2.レム睡眠は30分ごとに繰り返し出現する。
3.抗ヒスタミン薬は覚醒作用がある。
4.最も深い眠りの段階はノンレム睡眠である。
5.人は松果体に体内時計がある。

»» 答え


答え 4
1.睡眠は、適切な睡眠習慣、適度の睡眠時間、睡眠の質などの要素が重要となる。

2.レム睡眠ノンレム睡眠90~110分周期で繰り返すとされている。

3.抗ヒスタミン薬(花粉症の治療などにも使われる)
・目のかゆみ、充血、目やになど症状がある場合に効果的
・即効性があるが効果の持続性に乏しい
・副作用が抗アレルギー薬に比べて多い(眠気、充血など)

5.松果体メラトニンを分泌する器官であり、体内時計の機能を担っているのは、視床下部にある視交叉上核である。

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■睡眠障害に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(第27回本試験)

1.入眠障害とは、眠りが浅く途中何度も目が覚めることである。
2.レストレスレッグス症候群は、早朝覚醒の原因となる。
3.睡眠が不足すると、副交感神経が活発になる。
4.肥満は、睡眠時無呼吸症候群の原因となる。
5.周期性四肢運動障害は、睡眠中に大声の寝言や激しい動作を伴う。

»» 答え


答え 4
1.眠りが浅く途中で何度も目が覚めるのは、中途覚醒である。

2.レストレスレッグス症候群は、入眠障害中途覚醒の原因となる。

3.睡眠不足は、交感神経の活動を活発にし、副交感神経の働きを低下させる

5.周期性四肢運動障害は、睡眠中に手足の筋肉に痙攣が生じることなどの症状がみられるが、睡眠中に大声の寝言や激しい動作はみられない。

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■終末期において、死亡直前にみられる身体の変化として、正しいものを1つ選びなさい。(第26回本試験)

1.筋肉の硬直
2.皮膚の死斑
3.尿量の減少
4.関節の硬直
5.角膜の混濁

»» 答え


答え 3
1,2,4,5は死亡後に起こる。

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■Fさん(72歳、男性)は数か月前から食欲不振があり、体重も減少した。市内の総合病院を受診したところ、末期の胃がんと診断され、緩和医療を受けることを勧められた。
1~5のFさんの心情に当てはまるキューブラー・ロスの提唱した心理過程の表現をそれぞれ答えよ。また3段階目に当てはまるのはどの選択肢か(第27回本試験改)

1.「病気を治すためなら、財産を全部使ってもいい」
2.「なぜ私だけが病気になって、死ななければならないのか」
3.「診断は何かの間違いで、とても信じられない」
4.「死は誰にでも訪れる自然なことだから、受け入れよう」
5.「末期がんなら、何をしてもどうせ無駄だ」

»» 答え


キューブラー・ロスの5段階理論
否認ー怒りー取引ー抑うつー受容

1.取引 2.怒り 3.否認(拒否) 4.受容 5.抑うつ
三段階目は 

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■Hさん(75歳)は、妻と二人暮らしであったが、最近、妻が亡くなった。その後、Hさんは親戚や知人とも会わずに、自室にこもっていることが多くなった。また、夜間は妻が使っていたタンスの前に座ったり、台所で妻の好きだった食器を出したりして家の中をうろうろしている。
妻との死別後のHさんの夜間の行動を説明する悲嘆反応として、適切なものを1つ選びなさい。(第26回本試験)

1.探索行動
2.否認
3.敵意
4.無関心
5.恐怖

»» 答え


答え 1
悲嘆反応は生理的・身体的反応・情緒的反応(感情的反応)・知覚的反応(認知的反応)・行動的反応の4つに分類することができる。
Hさんの場合には、引きこもりや探索行動という行動的反応は現れているが、無関心や恐怖などの情緒的反応が現れているとは読み取れない。

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■Gさん(84歳、女性)は、訪問介護を受けながら自宅で一人で生活していた。2か月前、在宅中に大雨による土砂崩れで自宅が半分埋まってしまったので、介護老人保健施設に入所した。入所後のGさんはイライラすることが多くなり、入眠障害が見られるようになった。また、夜間に突然覚醒し、大声で介護福祉職を呼ぶことがたびたびあった。
現在のGさんの状態を表す用語として、最も適切なものを1つ選びなさい。(第28回本試験)

1.退行
2.見当識障害
3.フラストレーション
4.アルツハイマー型認知症
5.心的外傷後ストレス障害

»» 答え


答え 5
1.退行は防衛機制の一つで、耐えがたい事態に直面した時に、発達の未熟な段階に戻って自分を守ろうとすることである。Gさんには退行に相当する行動はみられない。

2.見当識障害は、認知症の中核症状で、自分が現在おかれている環境(年月日、季節、自分のいる場所など)が理解できなくなる障害である。Gさんの行動は見当識障害には当てはまらない。

4.アルツハイマー型認知症では、発症初期では多くの場合、記憶の消失が見られる。この文章ではGさんに記憶障害があるとは認められないので不適。

3,5.
~フラストレーションとストレスの違い~
「フラストレーション」欲求不満。 「ストレス」精神的緊張。
「フラストレーション」とは、自分の持つ欲求が何らかの障害によって阻止されることによって満足できないことである。それによって生じる不快な緊張や不安も「フラストレーション」になる。
「ストレス」は生体機能の変化のひとつで、心労や苦痛、また生活する上で感じるプレッシャーやショックなど精神的あるいは肉体的に負担となる刺激や状況のことである。 どちらも「イライラしている状態」という共通点はあるが、意味は異なる。
この問題では、土砂崩れで自宅が半分埋まってしまうという体験からトラウマとなり、精神障害の症状が見られるようになったと考えられる。入眠障害精神障害であり、選択肢5が適当である。

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■口腔の清潔が保てなくなる原因として、最も適切なものを1つ選びなさい。(第28回本試験)

1.過食
2.口内炎
3.唾液の増加
4.歯垢の除去
5.咳反射の亢進

»» 答え


答え 2
1.食事後の口腔ケアができなくなるわけではない。

2.口内炎によりブラッシング等のケアが不十分となり、口腔内の清潔が保てなくなる。

3.唾液による自浄作用が増加し、口腔の清潔を保つ一助となる。

4.歯垢の除去は細菌の繁殖を防止し、口臭の除去にもつながるため、口腔の清潔保持の一助となる。

5.咳反射の亢進は口腔の清潔保持とともに、誤嚥性肺炎の予防になる。口腔の清潔が保てなくなる原因として直接的には関係しない。

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■日常生活動作(ADL)に分類されるものとして、正しいものを1つ選びなさい。(第28回本試験)

1.買い物
2.料理
3.洗濯
4.乗り物利用
5.入浴

»» 答え


答え 5
1~4はIADLに分類される。
参考テキスト「介護の基本」ADLとIADL

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■廃用症候群で起こる可能性のある病態とその対策の組み合わせとして、最も適切なものを1つ選びなさい。(第28回本試験)

1.筋委縮ー日光浴
2.関節拘縮ー運動制限
3.深部静脈血栓症ー離床
4.褥瘡ー安静
5.せん妄ー入院

»» 答え


答え 3
1.2.筋委縮を予防するためには、安静時でも足を回す、手や足先をもみほぐすなどなるべく体を動かすことが大切である。

3.廃用症候群では、深部静脈血栓症により致命的な肺塞栓症を引き起こすことがある。致命的な病態に移行する前に離床を促せるよう対策を講じる。

4.褥瘡を予防するために、同じ姿勢を続けないように寝返りをうつ、元気なときには座位にするなど同じ個所が長時間圧迫されないようにすることが重要である。

5.廃用症候群では慣れない入院生活が原因でせん妄などの精神障害も見られることがある。入院中でもなるべく面会に行き、話しかけるなどのケアが必要である。

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■Hさん(92歳、女性)は、老衰が進行して寝たきり状態にある。ここ1か月間経口摂取はごく少量で著しくやせて、肺炎も併発している。かかりつけの医師から家族に対して予後は一週間以内だろうという説明があり、このまま自宅で看取る方針が家族との間で合意された。
介護福祉職がサービスを提供しているとき、Hさんが急変した場合に第一に相談すべき連絡先として、最も適切なものを1つ選びなさい。(第28回本試験)

1.かかりつけ医
2.警察
3.消防署
4.介護支援専門員
5.サービス提供責任者

»» 答え


答え 1
1.在宅終末期における看取りはかかりつけ医の役割が大きい。急変した場合に第一に相談すべきはかかりつけ医である。

2.かかりつけ医の診断のもと終末期を迎えており、事件性はない。

3.自宅で看取る方針が家族間で合意されているため、救急車の要請は適当でない

4.介護福祉職がサービス提供中の急変であり、家族の同意もあるため、直ちにかかりつけ医に連絡しなければならない。

5.具体的なサービス計画はサービス提供責任者も含むケアカンファレンスで決定されている。その決定に基づき、直ちにかかりつけ医に連絡しなければならない。

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■記憶に関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(第27回本試験)

1.短期記憶では、膨大な情報の貯蔵が可能である。
2.記憶には、記銘と保持と想起の3つの過程がある。
3.手続き記憶とは、自分に起こった出来事に関する記憶である。
4.エピソード記憶とは、一般的な知識についての記憶である。
5.記憶の処理は、中脳で行われる。

»» 答え


答え 2
1.膨大な情報の貯蔵が可能なのは長期記憶である。

3.自分に起こった出来事に関する記憶はエピソード記憶である。

4.一般的な知識についての記憶は意味記憶である。

5.記憶の処理は、脳の海馬で行われる。

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■糖尿病のある人の身支度の介護で、異変の有無について特に観察すべき部位として、適切なものを1つ選びなさい。(第27回本試験)

1.毛髪
2.耳介
3.鼻腔
4.手指
5.足趾(指)

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答え 5
糖尿病の場合、神経障害や壊疽が下肢に起こりやすいことから、その合併症を早期発見するために、足趾をよく観察し、足指先のしびれ潰瘍などがないかを確認することが大切である。

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■脳の中で記憶をつかさどる部位として,正しいものを1 つ選びなさい。(第29回本試)

1.延髄
2.海馬
3.視床
4.松果体
5.小脳

»» 答え


答え 2
1.延髄は呼吸や循環器など生命の維持に必要な機能を担っている。

3.視床は視覚や聴覚と関係した器官である。

4.松果体は概日リズムを調整するホルモン(メラトニン)を分泌する器官である。

5.小脳は運動機能を調整する役割を担っている。

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■副交感神経の作用として,正しいものを1 つ選びなさい。(第29回本試験)

1.気道の弛緩
2.血糖値の上昇
3.消化の促進
4.心拍数の増加
5.瞳孔の散大

»» 答え


答え 3
1.気道の弛緩は、交感神経が関与している。

2.血糖値の上昇は、交感神経が関与している。

4.心拍数の増加は、交感神経の働きによるものである。

5.瞳孔の散大は、交感神経の働きによるものである。

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■身体の症状とその原因となる疾患の組合せのうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。(第29回本試験)

1.爪の白濁・肥厚---白癬(tinea)
2.皮膚の黄染---腎疾患(renal disease)
3.水晶体の白濁---緑内障(glaucoma)
4.舌苔--- 脳梗塞(cerebral infarction)
5.鼻出血 ---糖尿病(diabetes mellitus)

»» 答え


答え 1
2.皮膚の黄染がみられるのは、肝疾患である。

3.水晶体の白濁がみられるのは、白内障である。

4.舌苔は、糖尿病や内分泌・代謝系疾患で起こりやすい。

5.鼻出血は、花粉症やアレルギー性鼻炎、高血圧症などで起きやすい。

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■立位姿勢を維持するための筋肉(抗重力筋)として,正しいものを1 つ選びなさい。(第29回本試験)

1.大腿四頭筋
2.胸鎖乳突筋
3.僧帽筋
4.三角筋
5.大胸筋

»» 答え


答え 1
2.胸鎖乳突筋は、首を前側から支える大きな筋肉である。

3.僧帽筋は、後頭部から背中の正中線に沿って始まり、左右の鎖骨・肩甲骨に終わるひし形の筋肉で、肩の運動に関与している。

4.三角筋は、肩関節を大きく覆うようについている筋肉で、収縮すると上肢が上がる。

5.大胸筋は、胸板を形成する筋の表層部にある最も大きな筋肉である。

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■骨の強化に役立つこととして,適切なものを1 つ選びなさい。

1.日光を避ける。
2.食物繊維を多く摂取する。
3.ビタミンE(vitamin E)を摂取する。
4.適度な運動をする。
5.炭水化物を制限する。

»» 答え


答え 4
1,3.ビタミンDは、体内でカルシウムの吸収を助ける骨の健康に欠かせない栄養素である。 日光を浴びることで体の中で作られ、太陽のビタミンとも呼ばれている。

2.食物繊維の摂取は骨の強化に大きな影響を与えない。

5.塩分・脂肪・糖分の過剰な取りすぎに注意し、バランスの良い食事を摂取し、体重の増加を防ぎ、適度な運動を継続することで骨の強化に努める。

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■身長151 cm,体重39 kg,寝たきりで侵襲がない70 歳の女性の基礎代謝量が980 kcal と算出された。1 日の必要エネルギー量は,基礎代謝量に活動係数とストレス係数を掛けることによって算出できる。
この女性の1 日の必要エネルギー量を算出して,最も近い数値を1 つ選びなさい。


1. 600 kcal
2. 900 kcal
3. 1,200 kcal
4. 1,500 kcal
5. 1,800 kcal

»» 答え


答え 3
問題文より計算式は、「必要エネルギー量=基礎代謝量×活動係数×ストレス係数」である。
問題では、基礎代謝量980kcal、寝たきり(臥床生活)活動係数1.2×侵襲なしストレス係数1.0=1,176kcalであるため、一番近い1,200kcalが正解となる。
算数の問題である。

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■摂食・嚥下のプロセスで,軟口蓋が挙上して鼻腔と咽頭部が閉じ,次に喉頭が挙上して喉頭蓋が閉じ,食塊が食道に運ばれる時期として,正しいものを1 つ選びなさい。(第29回本試験)

1.先行期
2.準備期
3.口腔期
4.咽頭期

5.食道期
 
■皮膚に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。(第29回本試験)

1.皮膚の表面は弱アルカリ性に保たれている。
2.皮膚から1 日に約500~600 ml の不感蒸泄がある。
3.汗腺が最も多く分布しているのは額である。
4.体温が低下すると,汗腺が活性化する。
5.高齢期になると,皮脂の分泌が増加する。

»» 答え


答え 2
1.弱アルカリ性ではなく弱酸性である。

3.エクリン腺は手掌足底、腋窩に多く分布し、アポクリン腺は腋窩、乳輪、臍部、外陰部である。

4.体温が上昇すると、汗腺が活性化する。

5.高齢期になると、皮脂の分泌は次第に減少する。

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■感染を起こしていない皮膚の創傷治癒を促す方法として,最も適切なものを1 つ選びなさい。(第29回本試験)

1.乾燥
2.消毒
3.マッサージ
4.湿潤
5.加圧

»» 答え


答え 4

一般的にケガをすると、消毒液をつけて傷口にガーゼを当てるという処置がされてきましたが、実際にはこの方法は傷を治すためには、あまり良い方法ではないことが分かってきた。
消毒液は悪い菌をやっつけると同時に、傷を良くする細胞までやっつけてしまうので、消毒液を使うことは逆に傷の治りを妨げることがある。また、菌は目には見えずに至るところに存在していて無菌にすることはできないので、傷口は水道水で洗浄するだけで問題ない。

傷口からジュクジュクとした透明の滲出液が出てくるが、実はこの滲出液の中に細胞培養液が含まれていてケガの治癒にとても役立っている。ジュクジュクしていると膿と思ってしまう人もいるかもしれないが、膿というのは感染性の滲出液のことを指すので、感染があれば「腫脹・疼痛・発赤・局所熱感」という炎症の徴候が出る。そのような徴候が見られなければ感染を起こしていないと考えて差し支えはない。
滲出液が傷口を常に覆って適切な湿潤環境を保つことで皮膚を再生させようという考えが「湿潤療法」で、最近の主流である。

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■Gさん(81 歳,女性)は日常生活は自立していて,活発に活動していたが,最近外出することが少なくなった。理由を尋ねると,「くしゃみや咳をしたときに,尿が漏れてしまうことが多くなったから」ということだった。
Gさんの失禁の原因として,最も適切なものを1 つ選びなさい。(第29回本試験)

1.神経疾患
2.骨盤底筋群の機能低下
3.水分のとりすぎ
4.膀胱過敏
5.精神的な影響

»» 答え


答え 2
参考テキスト「こころとからのしくみ」尿失禁

1.神経疾患が原因で起こるのは、切迫性尿失禁であり、今回の事例は腹圧性尿失禁である。

2.くしゃみや咳をした時に起こるのは腹圧性尿失禁で、女性に多く骨盤底筋群の収縮力が弱くなることが原因で起こる。

3.尿失禁するからと水分摂取量を控えることで、血管内に血栓を生じやすくなり、脳梗塞などを引き起こす危険性がある。

4,5.膀胱過敏は、膀胱に尿をためる機能障害であり、不安や心身症などがあると少しの刺激でも膀胱が過敏に尿意を感じ、膀胱に尿が溜まっていないうちに排尿することがある。今回の原因としては、2.の方が適切である。

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■高齢者の睡眠の特徴として,正しいものを1 つ選びなさい。(第29回本試験)

1.夜間の睡眠時間が長くなる。
2.眠りが深くなる。
3.早朝覚醒が少なくなる。

4.中途覚醒が多くなる。
5.レム睡眠の時間が増える。

»» 答え


答え 4
1.夜間の睡眠時間は短くなる。

2.浅くなる。

3.多くなる。

5.高齢者の睡眠の特徴として、以下のことがあげられる。
深い眠りが少なくなる
レム睡眠が少なくなる。
中途覚醒が多くなる

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■終末期に関する用語の説明として,適切なものを1 つ選びなさい。(第29回本試験)

1.尊厳死とは,薬物などを用いて意図的に死期を早めて死に至ることである。
2.積極的安楽死とは,自然な状態で死に至ることである。
3.脳死とは,自発呼吸は保たれているが意識がなく昏睡状態にあることである。
4.グリーフケア(grief care)とは,判断能力が失われたときに本人に代わって決定を行う代理人を指定することである。
5.事前指示書とは,意思疎通が困難になったときのために,希望する医療ケアを記載した書類のことである。

»» 答え


答え 5
1.尊厳死とは、人間が人間の尊厳を保って自然な状態で死に至ることであり、設問文が尊厳死の定義ではない。

2.積極的安楽死とは、苦痛から解放することを目的に薬物などを用いて意図的に死期を早めて死に至ることである。

3.脳死とは、意識だけでなく、呼吸・循環機能の調節など、脳幹を含む脳全体の機能が失われた状態のことである。

4.グリーフケアとは、身近な人との死別を経験し、悲嘆に暮れる人を傍で支援することで、悲しみから立ち直れるようにすることである。

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■記憶と学習に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(第30回本試験)

1.短期記憶とは、数日保持される記憶である。
2.記銘とは、情報を覚えることである。
3.意味記憶とは、自分に起こった出来事の記憶である。
4.道具的条件づけの代表例に「パブロフの犬」がある。
5.観察学習とは、自分の行動を反省することによる学習である。

»» 答え


答え 2
1.短期記憶とは、数十秒から数十分という短時間保持される記憶である。

2.記憶の第一段階で、経験内容を覚えこみ、定着させることである。

3.自分に起こった出来事の記憶はエピソード記憶である。

4.「パブロフの犬」は、古典的条件づけの代表的な実験例である。
古典的条件付け:
エサの前にベルを鳴らすことを繰り返していると、エサをみせずにベルの音だけで唾液がでるようになるという話である。

オペラント条件付け(道具的条件付け):
レバーを押すとエサが出てくる仕掛けをしたケージにネズミを入れる。ネズミは、たまたまレバーを押したときにエサが手に入った経験をする。同じ経験を繰り返すうちに、意図的にレバーを押すことを覚えた。

5.観察学習とは、他者の行動を観察することで生じた学習のことである。

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■Kさん(91歳、男性、要介護1)は、65歳の娘と二人暮らしである。訪問介護員(ホームヘルパー)が週2回通っている。もともと頑固で怒りやすい性格だが、ある日、訪問介護員(ホームヘルパー)が茶碗を割ったのをきっかけに怒りを爆発させて、 この訪問介護員(ホームヘルパー)を代えるように娘に主張した。それは難しいと娘が説明したところ、「もういい、他人には自分の気持ちを理解できるはずがないから、どうせ代わっても今と変わりはない」 と話を打ち切ってしまった。
この会話でKさんにみられた適応機制として、最も適切なものを1つ選びなさい。(第30回本試験)

1.抑圧
2.合理化
3.反動形成
4.昇華
5.投影

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答え 2
参考テキスト「こころとからだのしくみ」適応機制

合理化
自分に都合のよいお理屈づけ・いいわけをすることで、自分の失敗や欠点を正当化する。
(例)値段が高くて買えないBluetoothイヤホンに対して、「失くしそうだからいらない」と言う。

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■血管系に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(第30回本試験)

1.リンパ管には血液が流れている。
2.末梢動脈には逆流を予防するための弁がある。
3.左心室から出た血液は大静脈へ流れる。
4.肺動脈には静脈血が流れている。
5.下肢の静脈は体表から拍動を触れる。

»» 答え


答え 4
1.参考テキスト「こころとからだのしくみ」リンパ

2.逆流を予防するためのがあるのは、末梢静脈である。

3,4.参考テキスト「こころとからだのしくみ」循環器

5.下肢の体表で拍動を触れるのは、動脈である。

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■眼の症状とそれに関連が強い疾患の組合せとして、最も適切なものを1つ選びなさい。(第30回本試験)

1.眼球が痛くなる — 加齢黄斑変性症(age-related macular degeneration)
2.近いところが見えにくい — 緑内障(glaucoma)
3.結膜が充血する — 流行性角結膜炎(epidemic keratoconjunctivitis)
4.硝子体が白くなる — 白内障(cataract)
5.目やにが増える — 糖尿病性網膜症(diabetic retinopathy)

»» 答え


答え 3
1.加齢黄斑変性症のでは、主な症状は、ゆがんでみえる(変視症)、見ようとするものの中心が欠けて見えない(中心暗点)である。
 
2.緑内障は、視野が狭くなる疾患である。
 
4.白内障で白くなるのは、水晶体である。
 
5.糖尿病性網膜症は、網膜に出血や白斑などが現れる。

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■生体で生じる化学反応について、酵素は重要な役割を担っている。酵素を構成する主要成分として、正しいものを1つ選びなさい。(第30回本試験)

1.タンパク質
2.糖質
3.脂質
4.ビタミン類
5.無機質(ミネラル(mineral))

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答え 1

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■Lさん(84歳、男性、要介護4)は、自宅で妻と暮らしている。数日前から妻が体調を崩しているため、短期入所生活介護(ショートステイ)を利用することになった。利用初日に、介護福祉職が身体の確認をするために着替えを行ったところ、Lさんの腋窩と腹部に赤い丘疹が見られ、一部に小水疱を伴っていた。強いかゆみを訴えており、手指間には灰白色の線が見られる。
Lさんに考えられる皮膚疾患について、集団生活を送る上で最も注意すべき優先度の高いものを1つ選びなさい。(第30回本試験)

1.皮脂欠乏性湿疹(asteatotic eczema)
2.疥癬 (scabies)
3.白癬(tinea)
4.蕁麻疹(urticaria)
5.帯状疱疹(herpes zoster)

»» 答え


答え 2
1.皮脂欠乏性湿疹は、皮膚表面を覆う皮脂が加齢により極端に減ることで皮膚がひび割れ、表皮が剥がれて、かゆみを伴うが、感染性の疾患ではない。

2.疥癬ヒゼンダニというダニの一種が皮膚に寄生して発症する感染性の皮膚疾患である。好発部位は、皮膚と皮膚が触れ合うところ、主に腋窩、指間部、陰部であり、そこから顔面を除く全身に広がっていく。粟粒大の紅色丘疹が発生し、その中心に小水疱や小膿疱ができ、やがて結節(皮膚が盛り上がってできたふし)となる。手関節や指間には疥癬トンネルといわれる灰白色の線が見られる。かゆみが強く、特に夜間、就寝時に増強する。

 
3.白癖は、真菌(かび)のー種である白癬菌が角質層下に寄生して発症する、感染性の皮膚疾患であり、全身に発症する。体部白癬の症状は、かゆみもあり、まれに小丘疹や小水疱が見られるが、発疹の特徴は輪状の紅斑である。
 
4.蕁麻疹(じんましん)は、発症初期からかゆみを伴う疾患であり、皮膚のー部に膨疹(皮膚が平たく盛り上がる発疹)が出現し数時間から24時間以内に消失するが繰り返し出現することも多い。
 
5.帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスにより発症する。発疹は発赤の強い小水疱で、 胸腹部の神経走行に沿って帯を巻いたように発症する。しかし、知覚神経節領域に発症するため、症状はかゆみではなく、疼痛である。

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■排便に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(第30回本試験))

1.寝たきりになると下痢になりやすい。
2.麻薬性鎮痛剤の使用中は便秘になりやすい。
3.うつ病(depression) では下痢になりやすい。
4.ウイルス感染では便秘になりやすい。
5.腸閉塞(intestinal obstruction)では下痢になりやすい。

»» 答え


答え 2
1.寝たきりになると、腸が緩んだ状態になり、腸の老廃物の移動が遅れる弛緩性便秘を引き起こしやすい。

2.モルヒネなどの麻薬性鎮痛剤の副作用によって、腸蠕動は抑制され、弛緩性便秘腸閉塞を起こしやすくなる。

3.うつ病になると身体の自律神経が低下する。そのため、腸管の神経伝達などの機能が弱まり便秘になりやすい。

4.ウイルス感染では、便秘より下痢症状を引き起こす可能性が高い。

 
5.腸閉塞は、腹痛、嘔吐、腹部膨満、排便・排ガス停止が主症状である。

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■次の症状のうち、膀胱炎(cystitis) で最も起こりやすいものを1つ選びなさい。(第30回本試験)

1.発熱
2.乏尿
3.残尿
4.腰痛
5.排尿時痛

»» 答え


急性膀胱炎の三大症状は排尿痛・頻尿・尿の濁りである。残尿感が現れることもあるが、選択肢5のほうがベター。

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■体内時計を1日24時間の周期に修正する最も強力な因子として、正しいものを1つ選びなさい。(第30回本試験)

1.日光
2.食事
3.運動
4.仕事
5.入浴

»» 答え


答え 1
日光は体内時計の周期を修正する最も大きな因子である。人間の体内時計はおよそ 25時間であり、毎朝起きて日光を浴びることで、体内時計を「1日24時間の周期」にリセットさせる。

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■Mさん(85歳、女性)は、認知症(dementia) と診断されている。数日前に介護老人保健施設に入所した。毎日、タ方から夜間にかけて怒りっぽくなり、担当の職員に大声をあげている。物忘れや徘徊もみられる。
Mさんの現在の状態として、最も適切なものを1つ選びなさい。(第30回本試験)

1.過眠症(hypersomnia)
2.レム睡眠行動障害(REM sleep behavior disorder)
3.パニック障害(panic disorder)
4.幻覚
5.タ暮れ症候群

»» 答え


答え 5
1.過眠症とは、夜眠っているにもかかわらず、日中に強い眠気が生じ起きているのが困難になる状態である。

2.REM睡眠の特徴の一つは、脱力状態になることである。夢見に関わる脳の神経活動は高まっているが、手足は脱力状態で、思うように動かせない「金縛り」が生じている。REM睡眠時、この脱力状態にならずに、夢の通りに行動してしまう病気がREM睡眠行動障害である。

3.パニック障害は動悸、発汗、頻脈、ふるえ、息苦しさなどが突然襲い、このままでは死ぬかもしれないという不安や恐怖感が生まれる症状である。

5.タ暮れ症候群は、タ方頃になると落ち着かずそわそわしたり、少しのことに声を荒げたり、徘徊、攻撃、興奮などの行動がみられることである。

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■臨終期の身体の様子に関する記述として、適切なものを1つ選びなさい。(第30回本試験)

1.手足は温かい。
2.浮腫の出現は少ない。
3.喉からゴロゴロする音が聞かれる。
4.尿量は増加する。
5.呼吸のリズムは規則的である。

»» 答え


答え 3
1.臨終期は心臓のはたらきが弱まるので、全身に血液を送る力が弱くなり、手足は冷たい。

2.臨終期は全身の循環機能が低下するなど、浮腫が生じやすくなる。

3.臨終期には自分で咳をしてたまった分泌物を出すことができないため、呼吸のたびに喉からゴロゴ口というような音が聞かれる。

4.減少する。

5.終末期の呼吸の変化では、呼吸の間隔が不規則で深さも乱れてくる。呼吸が浅くなると、脳も低酸素状態になり、体内モルヒネが分泌されるため苦痛が和らいでくる。

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